ぶらり、大山 〜大山の不思議と素敵を語る〜 大山開山1300年祭 特別コラム

[第40回]大山開山1300年祭のフィナーレが迫る

3年間にわたる大山開山1300年祭の取り組みが大山の紅葉とともにフィナーレとなります。準備期間を入れると、5年間に渡る「大山再発見」、そして大山を望むエリア全体の自然、歴史、文化など様々な“彩”を確認する「大山彩発見」の取り組みであったように思います。さらに加えるならば、未来に向けてこの“大山の彩”を磨きあげる“はじまり”の取り組みでした。特に「大山ブランド会」(食を中心に大山をブランディングする新組織)に代表される民間のダイナミックな動きは想定を超えるものとなりました。このムーブメントは全国へ、そして世界へ広がりをもって展開していくような予感さえしてきます。

 

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(写真1)大山開山1300年祭の数々の取り組みを振り返る。


1300年祭で企画、実施された取り組みは関連のイベントも入れるとこれまでに経験のないくらいに膨大な数です。中でも大きなプロジェクトは「日本遺産認定」「国立公園満喫プロジェクト」「山の日記念全国大会」「大山山麓の至宝展」「JR 山陰デスティネーションキャンペーン」など全国レベルの取り組みでした。これらが同じタイミングで実現出来たのは中心軸に「大山の開山1300年」があったからこそ。また、この一連の取り組みの先鞭をつけたのは2013年に当地で開催された「エコツーリズム国際大会2013in鳥取」であったことも忘れてはいけないですね。

 

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(写真2)大山山頂付近から山麓・日本海を見下ろす。

さて、大山開山1300年祭は大山信仰の中心・大山寺が718年に開創され2018年に1300年を迎えたことによります。大山寺は前年の2017年に開白(かいびゃく)法要、2018年に開創(かいそう)法要、そして今年の10月24日に開山1300年を締めくくる結願(けちがん)法要が営まれ、一連の1300年法要が結びとなります。新緑輝く5月21日の華やかな開白法要に始まり、2年後の錦の紅葉に包まれた結願法要でフィナーレ。まさに3年に渡る長編ドラマでした。春夏秋冬、起承転結、期待に膨らむプロローグ…、いろいろありました。未来に向けて募る想いを描くエピローグ、あとがきも気になります。

大山寺開創1300年結願法要にはだれでも参加いただくことができます。詳しくはコチラのサイトをご覧ください。関連のイベントとして、9月28日(土)には「秋のたいまつ行列」、10月20~22日に「大山の大献灯」が行なわれます。フィーナーレを皆で楽しみましょう!

 

http://tourismdaisen.com/info/event/kechigan-houyou/


 

                                          (BUNAX)

 

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