ぶらり、大山 〜大山の不思議と素敵を語る〜 大山開山1300年祭 特別コラム

[第12回:松本若菜さんスペシャル寄稿]

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女優

松本 若菜/WAKANA MATSUMOTO

出身地/鳥取県米子市
生年月日/1984年02月25日
血液型/A型
趣味/日舞、ギター
特技/料理、ネイルアート

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私が小学生の時に大山登山で「一木一石運動」に参加したのが、今から22年前。大山開山1300年ということですので、それが単純計算して1278年目の時だったと思うと、山麓で暮らす私たちはどれだけ長い間「大山」に見守られてきたのでしょう。

小さなころから春夏秋冬を伝えてくれた大山。家から出ると少しだけ頭をのぞかせている山頂が、歩みを続けると、裾野まで美しく広がっていくその雄大な姿に変化する様を見ていると、「伯耆富士」と呼ばれているのがよくわかります。四季の移ろいの中で、いつも自然と家族の会話には「大山」が出ていました。自動車免許を取得してからは、冬はスノーボードをしにゲレンデへ行き、帰りは温泉で冷えた体を温めるのがおきまりのコースでした。春にはソフトクリームを食べに、夏には満天の星を見に、そして秋には真っ赤に染まる紅葉の美しさに癒やされました。数え切れない沢山の思い出があります。

飛行機で帰郷の際には、日本海側から旋回する空路が多いのですが、たまに大山上空近辺を旋回して空港へ降り立つときがあります。その時、真上から見ると山の形状がしっかりと見え、いつも見ていた大山とはまた違った一面をのぞかせると同時に、故郷へ帰ってきた安心感を抱かせてくれます。

これからも変わらず、私たちを驚かせ、喜ばせ、感動させてくれる存在であり続けてください。そして私たちもそんな「大山」を守りながら、大山の恵みを将来に繋げていきましょう。

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